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目標のコンフリクト
複数の習慣を身につけようと思うと、どうしても時間が足りなくなってしまうことがあります。
このような状態を「コンフリクト」と言います。
「コンフリクト」は3種類に分けられ、それぞれ下記のような状態を指します。
- 接近-接近コンフリクト やりたいことが競合している
- 接近-回避コンフリクト やりたいことと避けたいことが競合している
- 回避-回避コンフリクト 避けたいことが競合している
これらの「コンフリクト」が多くなればなるほど、“時間に対する焦り”が生まれるようになります。
今回は「接近-接近コンフリクト」を例にして、その解消を目指していきます。


【超効率化】アメとムチはどちらがいいの?「回避目標と接近目標」【5話】
「〜をしないようにする」など、行動や状況を回避することを回避目標と言い、 「〜をする」など、行動や状況を目指すことを接近目標と言います。 一般的に、回避目標よりも接近目標の方が達成しやすい傾向がありま...


時間をリフレーミングする
「リフレーミング」とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を、その枠組を外して違う枠組みで見ることです。
メンタルヘルス領域で、主にネガティブバイアス(悲観的に偏った見方)を修正する際に用いられる方法です。
例) 自分は能力が低いし、自信もない(ただの短所) ↓ 自分の限界を知っていて、謙虚に他人の意見を取り入れることができる。(知的謙遜という長所)
「リフレーミング」を使えば、時間に対して焦る必要がないことに気づくことが出来ます。
アメリカの研究では、このように少し強引にでもポジティブな解釈に切り替えることで、時間不足の感覚が25%程度和らぐことが分かっています。
<サクラの場合> 運動も読書もインスタもやりたいけど時間がない。 ↓ どれも同じ目的に繋がっている。焦らず、やりたいことを自由に選べばいい。






インターベンション・ブレスレット
時間に対する焦りを感じたら、以前紹介した「インターベンション・ブレスレット」を活用しましょう。
ポジティブに問題と向き合うきっかけを作ることが出来ます。
【挫折を乗り越える】②自己否定から自分を守る「セルフコンパッション」【9話】
①挫折感のメタ認知>自分を責めることをやめ、状況を改善するには、まず自分が受けているストレスを認知する必要があります。そのために使うテクニックが「インターベンション・ブレスレット」です。挫折感を感じた...





時間汚染を防ぐ
勉強をしようと思っていたら、勉強に集中するための音楽を用意したり、コーヒーを準備したり、やるべきことがどんどん増えてきてしまったという経験はないでしょうか。
時間汚染とは、このように「これをする時間」と決めたタイミングに「別の時間」が生じてしまうことです。
これを防ぐために、“なるべくマルチタスクはやめる”ということを意識してみてください。
具体的には、時間を決めて、一つのことに集中できる環境を作るということです。
例) ・お風呂にはスマホを持ち込まず、思う存分リラックスする ・誰にも話しかけられない自分だけの聖域を作る。集中したいことは聖域で行う ・スマホの通知設定を切る
ミネソタ大学の研究では、1日30分でもゆっくり読書する時間を作るだけで、68%もストレスが解消されることが分かっています。
物事に集中することは、単純に効率を上げて時間を作るだけでなく、時間への焦りを解消することができるのです。






【成功率3倍】最強の習慣術「if-then プランニング」【1話】
if-then プランニングとは> 「もしAをしたら、Bをする」というルールを決めておくことで、目標達成率を上げるテクニックです。 if-then ルールとも呼ばれています。 すでに習慣化できている行...



<参考図書>