









::::::::::::::::::::::
プログレス・アウェアネスとは
直訳すると、「前進に気づく」という意味です。
シェルフィールド大学の研究によれば、人は「自分がどれくらい進んでいるのか」を確認すると、集中力やモチベーションがアップします。
SNS等への記録は、まさに自分の前進を確認する作業であり、同時に確認する機会も増やすことができます。
この記事では、プログレス・アウェアネスを高める5つのテクニックを紹介します。


前進の法則
前に進んでいる感覚がモチベーションを高める。
そのエビデンスとして有名なのが、コロンビア大学の研究です。
研究では、下記2つのグループのうち、どちらがより多くのコーヒーが売れたかを調べました。
- 「コーヒーを10杯買えば、1杯無料」と書かれたスタンプカードを渡す。
- 「コーヒーを12杯買えば、1杯無料」と書かれたスタンプカードを渡す。そのカードには既にスタンプが2つ押してある
結果、2つ目のグループの方がより多くのコーヒーを売ることができました。


- ブログ
- 手帳・ノート
- 健康管理アプリ
- 習慣トラッカー


①成果は目に入りやすい場所に
せっかく記録をつけても振り返れなければ意味がありません。
記録はなるべく日常の目に付きやすい場所に置き、定期的に眺めるようにしましょう。
例) 記録用のノートは開いて、机の上に出しておく。 記録用のアプリはホーム画面に置いておく。
②成果を整理する
せっかくSNSにアップしても、別の投稿に紛れてしまっては「努力の成果」が埋もれてしまいます。
成果や記録はなるべく一箇所にまとめ、少しでも前に進んだ感覚が得られるような工夫をしましょう
例) 本棚を未読エリアと既読エリアに分ける。 日記を始めるなら、新品のノートを使う。




③クリエイティブに記録する
オタゴ大学の研究で、クリエイティブなアウトプット(絵を描く・ブログを書く・動画配信する等)が、翌日の「フラリッシュ感覚」を増やすことが分かっています。
この記事で言う「前に進んでいる感覚」とは、まさにこの「フラリッシュ感覚」を指します。
習慣を記録する際は、よりクリエイティブに頭を使う方法を選んでみると良いでしょう。




④スモールステップ
目標を達成するまでのステップを細かく分けましょう。
例えば、「読書を習慣にする」という目標だけを立ててしまうと、成果を感じられるのは読書を習慣化できた時だけになってしまいます。
習慣が身につくまでのサブゴールを用意しておくことで、沢山の「小さな成果」が得られるようになります。
ただし、後からサブゴールを増やすと、メインゴールに対する進捗が分かりにくくなってしまいます。
そうならないよう、目標を立てる際は、最初にできる限り細かくリストアップしておくよいでしょう。
例)
☑Kindleに会員登録する ☑タブレットを買う ☐最初に読む本を選ぶ ☐本を買う ☐まずは1冊読む ☐インスタアカウントを作る ☐レビュー内容を考える ☐インスタに初めて投稿する ☐週に2冊読む ☐週に3冊読む ☐週に4冊読む ☐読んだ本を内容を実生活で活用してみる ☐タブレットを持ち歩く習慣がつく ☐本を読むスピードが上がる ☐本が好きな友達を作る 習慣化までの進捗:14%


⑤ビッグエリア
ここまでのポイントで目指してきたのは、「前進を見える化」することでした。
しかし、「前進を見える化」する上で最も注意すべきことが一つあります。
それは、モチベーションを上げることが目的になってしまい、そもそも何のために習慣化しようとしているのかが分からなくなってしまうことです。
これを防ぐために、週に一回は「そもそも何を目指して、この習慣を身につけようとしてるのか」を自分に問い直してみてください。
頑張る理由が分からなくなったら
人が習慣化を目指すとき、ほとんどの場合は下記の3つを最終目標にしています。
- 経済(お金)
- 社会的なつながり(人間関係や恋愛)
- 健康
目的を見失ってしまった時は、この「ビッグスリー」に対してどのようなメリットがあるのかを考えましょう。


〜どうして読書を習慣化したかったんだっけ〜 Q.読書をすると、どんな経済的メリットがあるのかな A.自分が興味のあることに対する知識の幅が広がるから、いつか好きなことで稼げるようになるかもしれないな。 Q.読書をすると、人間関係にどんな影響があるかな A.私は心理学の本が好き。だから本を読んでいるうちにコミュニケーションのスキルが学べるはず。 恋愛や人間関係の悩みを解決できるかもしれない。 Q.読書をすると、なにか健康にメリットがあるかな 読書みたいな自己研鑽を習慣にすることで、前向きに成長している感覚が得られる。 好きなことでお金を稼ぐことが目的ではあったけど、学びを通してポジティブでいられるのが嬉しい。




<参考図書>