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日曜の夜は眠れない?
休日をダラダラと過ごしてしまったあとは、嫌な罪悪感が押し寄せるものです。
そんな日の夜、「次の日のことが不安で眠れない」という経験はないでしょうか。
このような状態を「ブルーマンデー症候群」といいます。
では休日をどのように過ごせば、前向きに平日を迎えることができるのか。
今回は、そんな休日の過ごし方について解説していきます。



怠惰 ≠ 休息
昼間に交感神経を優位にできないと、夜間も上手く副交換神経に切り替えることができません。
そのような場合は、睡眠の質が下がり、自律神経も乱れたまま次の日を迎えることになります。
しっかりとした休息を取るためには、休日こそメリハリのある一日を過ごす必要があるのです。
休日前の夜は次の日の計画を立て、昼間からしっかり活動できるようにしましょう。
旅行に行こう
人間が本質的に持つ「自律性」「有能さ」「関係性」という3つの欲求を満たすことで、モチベーションを高めることが出来ます。
このような考え方を「自己決定理論」と呼びます。
自律性:自己の行動を自分自身で決めることに対する欲求 有能さ:自分の能力とその証明に対する欲求 関係性:周囲との関係に対する欲求
言い換えるならば、「自分で選ぶ道」「初めての経験」「友人と喜びを共有すること」──これらが休日にするべき行動と言えます。
この3つの条件を満たすのに、最も効率的な休日の過ごし方が「旅行」です。
主体的に計画を立てる
なんとなく過ごした場合の休日や旅行では、たった2週間しか喜びが続きません。
ただ、綿密な計画を立てた場合だけは例外です。
ドイツの研究では旅行に限らず、休日の計画は綿密に立てた方がいいということがわかっています。
この理由は「自己決定理論」の「自律性(コントローラビリティ)」で説明することができます。
つまり休日を自分でコントロールできた感覚が、その後のモチベーションや幸福度に繋がるということです。




計画と日記で思い出を作る
休日前は計画を立て、可能なら旅行に行くことでブルーマンデー症候群を防ぐことができます。
長期休暇中は日記を書くと良いでしょう。
日記を書く際におすすめなのが、「スリーグッドシングス」というテクニックです。
「スリーグッドシングス」では、寝る前に“その日にあったいいこと”を3つ書き出します。
夏休み最終日、思い出の数は一体いくつになっているでしょうか。




<参考図書>